乳がんハゲママ日記

30才で発症した若年性乳がん。治療費が高かったり、副作用が辛かったり、仕事を辞めさせられそうになったり何かと大変ですが、頑張って毎日を生きています^_^

遺伝子検査・結果

2017年1月4日

 

 前回、遺伝子検査の予約の件について書きました。 ↓

nyuugan-mama49.hatenablog.com

 

今回は検査内容と結果について書きます。

 

アメリカではよく行なわれている遺伝子検査。

有名なのはハリウッド女優のアンジェリーナ・ジョリーがこれを受け、その結果、両乳房を切除したことでしょうか?

遺伝性乳がん卵巣がん症候群のことをHBОCというのですが、彼女はそれに関係する遺伝子、BRⅭA1に異常が見つかったそうです。

その結果、生涯に乳がんを発症する確率が87%あると診断されたそうです。

 

 

ちなみに日本で、この予防のための手術をすると、100万近くはします。健康保険がきかず、全額自己負担です。

 

遺伝子検査そのものも保険はきかず、私が受けた病院では

カウンセリング料金 6.030円

検査費用 227.400円

が、かかりました。

カウンセリングは、時間が15分ほどオーバーしたんですが、その分はおまけをしてくれました(^▽^)/

ちなみにこの時、自分の身内・親戚の病歴を、家系図にして書いた紙を持っていきました。

 

また、検査結果を聞きに再度来院した時も費用がかかります。その時の料金は3.870円でした。

 

病院に行き、総合受付の前で待っていると、白衣を着た女性が現れました。

お互い軽く挨拶を交わした後、病院の奥まで一緒に歩いていき、5畳間くらいの個室に案内されました。その時白衣を着た男性のお医者さん(お偉いさん?)にも挨拶され、部屋には私、付き添いで来た妹、女性スタッフ、男性スタッフの4人のみになりました。

 

女性はカウンセラーらしく、この方が主導となって、色々な説明をしてくれました。

 

・今回のこの検査では、BRⅭA1BRⅭA2という遺伝子について分かる。

・これらの遺伝子に変異がある場合、乳がん卵巣がんになる確率が高い。

 ・まれにこの検査をしても、遺伝子系なのかそうでないのか分からないケースもあること。

 などを説明してくれました。

 

また家系図を見て、私のおばが、若い時に卵巣嚢腫を経験していることが関係するのかどうか、首を捻っていました。

 

そして部屋を出て、採血をしに行きました。

 この遺伝子検査、カウンセリングには時間がかかりますが、検査は採血のみです。

 

会計・待ち時間も含めておおよそ3時間くらいでこの日は終わりました。

 

 

 

2017年1月30日

 

検査結果を聞きに行く日がやってきました。

この日は父に運転してもらい、病院まで行きました。前回と同じ部屋に通され、お互い挨拶を交わし、椅子に座りました。

前回と同じスタッフがお互い合図をし、父と私の前に「検査結果報告書」を差し出しました。その総合判定にはなんと、

      「遺伝子多型と思われる遺伝子の変化が検出されました。」

との言葉が。

     「!!!!!Σ(゚д゚lll)ガーン」

頭の中が真っ白になりました。

自分の乳がんは遺伝性だったのか‥と頭の中で勝手に想像が膨らみ、卒倒しそうでした‥

先生たちはその後も神妙な顔つきで、難しい専門用語を使いながら色々な説明をしてきました。

私の頭の中には当然入ってこず、ただ呆然としていました。 

そのうち先生が報告書の一番下の蘭、「結果コメント」というところを指していいました。

「こう書いています。癌の既往歴や家族歴との関連が弱いことから、病的変異である可能性は低いと考えられます。と。」

「‥‥???」

それはつまり?

「つまり、遺伝性の乳がんではないってことですか?」←私

おそるおそる聞いてみました。

「はい、そうです。」←先生

え?え?じゃあこの総合判定に書かれているこの言葉は何?

 

私の疑問を見透かしたかのように、隣りに居る父が先生に質問しました。

「この遺伝子多型というのは?」

「これはあまり気にしなくて大丈夫です。」

検査結果の蘭にも同じようなことが書いてあるけど、本当に遺伝性ではないんですか?」

話に割り込んで私が再度聞いてしまいました。

「はい。」←先生

 

よかった~~~(;´Д`A `)

どっと力が抜けました。そうなんだ~。なんてややこしい書き方‥‥。寿命が10年縮んだよ~(;´Д`A ```

 

嬉しいながらも少々腹立たしさも感じている私に先生は、

乳がんの患者様で、この検査を受けた方対象にお願いしてるんですが、血液を提供して頂けないでしょうか?これからの遺伝子検査の研究や、がん研究をすすめていくために利用したいんです。」

と聞いてきました。

 

へ~、そんなことをしているんだ。

自分は遺伝性ではなかったけど、同じ病気で苦しんでいる方の役に立てれるのならいいかなと思い、承諾して、採血を行うことにしました。

 

 ところがこの採血、先生の説明の段階では2本取る、と言っていたのが、実際に取ったのは5本でした。話が違う~!2本と5本ってえらい違いだよ~‥(-_-;)

 

 

色々ありましたが、それでも何とか無事に終えた私は、会計を済ませ病院を出ました。

そして近くにあるコンビニで、父と共に家族の夕飯を買い、途中にある行きつけのお店で息子のお土産(お菓子)を買い、家に帰りました。

 

この時食べたおでんとお煎餅ほどおいしいものはなかったです(⌒∇⌒)

 

 

 

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