抗がん剤投与1回目 EC療法
先生に治療方針を伝える日がやってきました。
「で、どうする?」と聞いてきた先生に、「術前化学療法で・・」と伝えました。この時は温存にしたかったからというより、すぐに手術をするのがおっかなかった、というのか理由です。頷いた先生は説明書と同意書を渡してきて、それにサインをしました。
2016年8月24日
先生に返答してから1週間後、1回目の抗がん剤を打つ日がやってきました。私が受ける予定のものは、アントラサイクリン系の、エピルビシン塩酸塩と、シクロフォスファミドというもので、俗にEC療法と呼ばれるものです。
病院2階の化学療法センターに入り、診察券を渡すと、ベッドに寝かされました。
看護師さんが抗がん剤を持ってきました。
ベッド脇の点滴棒にかけられたのでチラッと見てみると・・・・なんと真っ赤っ赤の薬剤がかけられてるではありませんか!>◇<;
ひぇー、これを身体に入れるの!?見るからに悪そう・・
私大丈夫かしら・・・・
ですがもう後には引けません。
看護師さんも点滴をつなげながら、「これで後戻りはできないよー」と言ってきました・・。えーん;>△<
2時間くらい点滴を落としたでしょうか?TV(患者の頭の近くまで移動させることができる小型のやつ)を見ながら、看護師さんが薬剤の袋を交換したり、血圧やサチュレーションを測ってくれたり、血液検査の結果を私の「投与スケジュール帳」に書いてくれたりしていました。
終わった直後は、起立性低血圧を起こしたのか少しフラフラしましたが、それほど体調は悪くありませんでした。
「負けちゃいかん」 と思い、気を張りながら会計を済ませ、家に戻ってクッキーまで食べる有り様でした。
母にも、そんなに悪くないよー、なんて言っていました。
ところが・・・・夕方になったあたりから、徐々に調子が悪くなり始めました。吐き気とめまいを起こし、布団で動けなくなってしまいました。
めまいで頭の中がぐるぐるし、ただ布団の中でうずくまることしかできませんでした。
うー、辛い。これが抗がん剤の威力か・・と身にしみました。
頼む、抗がん剤、頑張ってくれ!ガンをやっつけてくれ!
心の中でそう念じました。
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