乳がんハゲママ日記

30才で発症した若年性乳がん。治療費が高かったり、副作用が辛かったり、仕事を辞めさせられそうになったり何かと大変ですが、頑張って毎日を生きています^_^

総合病院で2

2016年8月8日

両親、息子の付き添いで病院を訪れた時、先生は「今回はこういう残念な病気ということで…」と前置きをしました。そして全摘するものだと思っていた両親に、年齢が若いからと、温存手術を勧めてきました。またその前に、術前化学療法をするということでした。

 

全摘(乳房切除術) 乳房を切除すること


乳房温存手術   乳房を全て切除するのではなく、ガンを周囲の正常乳腺を含めて
         部分的に切除すること。

術前化学療法   手術を行う前に、薬物療法で治療をすること。
 
私は理解力がない上、医療に関する知識はほぼ皆無です。この時は、ハイハイと先生の言葉に相槌を打つしかありませんでした。
ですが、付き添いで来た母は、乳ガンになった以上は全摘をするほうが安全だと考えていたようで、この方針にだいぶ不安を感じたようです。

 
「温存と全摘で、再発率にだいぶ差があるんじゃないですか?」 ←両親
「いや、かなりの差があるなら、初めから勧めません。」←先生
「術前化学療法は、行うことにより、温存をしやすくします。腫瘍が小さくなっていくと、手で触って分かることもあります。ただ5パーセントの方が、抗がん剤が効かず、進行する場合があります。」←先生
「はぁ…」←私
 あとで調べたことですが、温存手術を選んでも、その後放射線治療を行えば、再発率は3分の1に減らすことができるそうです。

ですが両親は5%進行する人もいるという言葉に引っかかっていました。

 

 

父が、ネットで調べまくった内容について先生に色々聞いていました。
いや、それ今先生に聞いても困るでしょ…と私は内心思いましたが、止めることもできず(おかげで自分が聞きたい質問もできず)にいました。

結局私たちだけで診察時間に40分もかかってしまい、後ろの人たちを待たせてしまいました。ごめんなさいっ>▲<;
 
そして私は全摘出か、温存+その前に抗がん剤、のどちらかを選らばなければいけなくなりました。後者の場合は、数週間後に1回めの抗がん剤です…。

 

私の頭の中はパンク寸前で、もうよく分からないから、先生に全部任せちゃえっていう気持ちになっていました。

5才の息子が母の気持ちを知ってか知らずか、ベットでぐーぐーと爆睡していました。

 

 

 

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