乳がんハゲママ日記

30才で発症した若年性乳がん。治療費が高かったり、副作用が辛かったり、仕事を辞めさせられそうになったり何かと大変ですが、頑張って毎日を生きています^_^

検査内容、そして乳ガン告知

まず、私は乳腺外科の個人病院に向かいました。(2016年7月14日) マンモグラフィ、エコーを行い、その時点で、乳がんの疑いを持った医師は、細胞診を行いました。

 

 マンモグラフィ  乳房のX線写真。乳房を圧迫して撮影する。

エコー(超音波)   超音波を皮膚に当て組織からの反射をとらえて画像にする。

 細胞診      細い針をつけた注射器で、しこりを刺し、細胞を吸引する。

それぞれの検査については、資料を見ると大体こんな感じで書いています。

 

それぞれの感想を言うと、マンモグラフィでは上記の通り、乳房を挟んで撮影しました。片方ずつ行います。それほど痛くはなかったです。

エコーは透明のジェルみたいなのを皮膚につけて調べました。べたべたします。後で拭き取るのが大変です。そしてこの時、しろうと目にもしこり(がん)が画像ではっきり見えました。

次に細胞診です。これが一番嫌だった…。しこりの細胞を取るので結構深くまで刺します。なかなか痛かったです(悲)

そして取った組織は乳がんの権威である、神奈川の大学病院(?)に送るとのことでした。

 

7月25日、再度来院した私に先生は、難しい説明をしながら

「総合病院に紹介状を書くよ。○○病院と、○○病院どっちがいい?」

と聞いてきました。この時先生ははっきりと「乳がん」という言葉を出さなかった。

専門用語を並べられて、混乱している私は

「つまり乳がんってことですか?」

と自分から聞いてしまいました。問診票の質問で、ガンである場合は、私本人に告げてほしいと、すでに選択していたのです。先生は少し神妙な表情を見せながら、

「そうです。」 

と告げたのでした。

 

 (ああ、そうなんだ…)

不思議と心が落ち着いていました。

はっきりした口調で、実家に近いほうの病院を希望し、しっかりした足取りで、診察室を出たのを覚えています。

 

待合室で会計を待つ間、ぼーっとした頭で、色々なことを考えました。治療はどういうものなんだろう、仕事は続けられるんだろうか、どのくらい生きれるんだろうか…、せめて息子が二十歳になるまでは生きたいな…

そんな気がないのに、勝手に涙が出ました。人目があるのを恥ずかしいと思いながら、それでも止めようがありませんでした。

先ほど診察してくれた先生が知ってか知らず知らずか、待合室まで出てきてくれました。

「また、いつでも来てくれていいからね。」

先生の優しい言葉に私は「はい。」と答えることしかできませんでした。

 

 

 

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