乳がんハゲママ日記

30才で発症した若年性乳がん。治療費が高かったり、副作用が辛かったり、仕事を辞めさせられそうになったり何かと大変ですが、頑張って毎日を生きています^_^

手術当日

朝6時に目を覚まし、ご飯は食べずにベッドに座っていました。

洗顔、歯磨きはしましたが、夕べから水分も摂らずにいました。(手術前日の21時から何も摂ってはいけないそうです。)

 

排便が今だ出ず、トイレに行ったり来たりしていました。

手術の時間の1時間前にやっと終わり、看護師さんにもホッとされました(笑)

 

手術前に母が来てくれ、手術用の服に着替えました。

またガン相談センターの看護師さんがわざわざ来てくださり、励ましの言葉をかけて下さいました。

 

その後、担当の看護師さんと母と私の3人で、手術室の前へ向かいました。

そして看護師さんと2人で中へ入りました。

手術室の中は、スタッフさん曰く「SF映画みたいな感じ。」で、様々な機械が並んでいました。

その中に、担当医、麻酔科医、看護師4~5人ほどが居て、自分は真ん中にある手術台に寝かされました。

麻酔科医が私の右腕に注射をし、「薬が入りますよー」と言いました。

少しだけクラクラするのを感じました。

ですが意識がなくなる感じは全くありませんでした。

「こんなんで本当に麻酔が効いてくるのかな‥」とまで思っているくらいでした。

 

ところがです。そう感じてる矢先に暗闇の中、声をかけられました。

「はい、終りましたよー。」

「???」

終わった?え?何が?というか、いつの間にか私、目を瞑ってる?

 

医療スタッフが「せーの」と声をかけ合って、横たわったままの私をベッドに移しました。

そしてベッドは、そのまま外へ移動させられました。

 

 (え?ほんとに?)

不思議な感じでした。こんな感じは生まれて初めてでした。さっきまで「麻酔、ちゃんとかかるかなあ」と思っていたのに‥でも‥

「‥終わったんだ‥」

あまりにも呆気なかったですが、手術は終了したのでした。

 

外に出ると母が待っていてくれ、「頑張ったね。」と声をかけてくれました。

 そして、

「幼稚園、学級閉鎖になったから。すぐ迎えに来いって。」

「‥‥‥」

(え~~~!?)

目を瞑ったままで、心の中で叫びました。 

まさかこのタイミングで!?

この日はこのために延長保育にも入れてあったのです。それも全てキャンセルになってしまいました。というか、よりにもよって手術当日に、息子人生初の学級閉鎖が起きるなんて‥

手術よりもこっちのほうにビックリしました。

 

 母は息子を迎えに、病院を出ていきました。

助けてくれる人が居ることに心から感謝しながら、ベッドに横たわっていました。

‥‥というより、繋がれていました。

点滴

酸素マスク

心電図

尿を出す管

サチュレーション

 ・血栓予防のために両足に巻くもの

・ドレーン(手術痕から排液を出すもの)

あらゆるものが自分に繋がっていました

 

看護師さんから手術当日は何もせず、ベッドで安静にするようにと言われていたので、この状態のままじっとしていなければなりませんでした。

これが私には、なかなか苦痛でした。

何度も酸素マスクが外れ、付け直しました。(この酸素マスク、ゆるいゴムで頭部に留めるだけなんですよ^^;。それにずっとつけているのは苦痛で、こっそり外したままの時もありました。)

動きたくて、動きたくて、ウズウズしていました (''◇'')ゞ

 

そしてずっと心配していた術後の痛みは‥‥全くありませんでした。

驚きました。麻酔のせいかな?と思ったんですが、時間が経っても、痛みは全然出てきませんでした。もしかして食事や糖分制限に気を付けていたのが影響したのでしょうか。

 

また先生からの説明で、リンパには転移はなく、温存手術も最小で済んだ、と聞かされました。

 あれだけ心配してたので、心からホッとしました。

 

とにかく今回は無事に終わりました。

 

あとは1日、この格好のままジッとしていることに耐えるだけでした(笑)

 

 

 

 

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