放射線治療について1
2017年5月10日 放射線治療の説明
放射線科へ行った私は、看護師さんと、医師から説明を受けました。
「放射線治療(外照射)説明・同意書」と書かれた用紙を頂き、それに沿って説明をされます。
1日1回照射で、合計25回(つまり25日間)行う。(土日祝日はお休み。)
1回目は、皮膚に印をしⅭT撮影をする。
主な副作用は放射線皮膚炎で、皮膚の発赤、かゆみ、乾燥などがおこる。(治療開始後2週間頃より出現。)
それ以外の副作用については下記のように説明を受けました。↓
放射線宿酔→悪心、嘔吐、食欲低下、めまい、倦怠感。
治療初日より、出現する可能性があるとのこと。
放射線肺臓炎→発熱、咳、息苦しさ。
治療期間~治療後半年に出現。自覚症状が無い時も多い。まれに重症化することもあるが、滅多にない。
その他、胸水、心電図異常、肋骨骨折など。全て起こる可能性はまれ。
また胸に印をつける際は、洋服に色落ちするので気を付けて下さい、と教えられました。
2017年5月12日 ⅭT撮影 印付け
病衣に着替え、リニアック室の中央にある台に仰向けで横になり、印付けとⅭT撮影2回をしました。
両腕は、頭のもうすこし先にあるハンドルを握るように指示されます。
この時はスタッフ3人(一人は看護師、もう二人は放射線技師?)で印を付けていました。
印は青色で、真ん中に色落ちを防ぐための白いテープ?を付けます。
書かれる時少しくすぐったい感じはしますが、痛みは全くありません。リニアック室に入室してから退室するまで全部で30分ほどかかりました。
看護師さんから、入浴時にできるだけマーカーを消さないように指導されます。
2017年5月17日 放射線治療1回目
印付けから5日経ったため、どうしても印の色が落ちてきます。
仰向けに横になり、再度技師さんたちがマーカーをします。(10分~15分ほどかかる。)この間も、両腕は頭の先にある、ハンドルを握っています。
動かないように言われ、この格好のままジッとしていると治療が始まります。横になった顔の右側にある機械が、ジーッと音をたてます。
この機械、縦横30センチくらいの四角い形をしており、中は虹色というのか、変わった色をしています。怖いのであまり見過ぎないようにしていましたが。
ジーッと10秒ほど音を立てた後、ピタッと1回止まります。この時うっかり動きそうになってしまいますが、すぐ後にまたジーッと5秒ほど音を出し始めます。
それが終わるとこの機械は、ウィーンと音を立てながら、身体の左下辺りに移動していきます。
で、またジーッ、10秒。そしてピタッ。ジーッ(5秒)‥。これで終了になります。
終わって、リニアック室を出ました。
するとすぐにダルさがきました。身体がずーんと重くなり、会計を済ますために階段を上るのですが、しんどくて仕方ありませんでした。
これが副作用かぁ‥と思いながら、まるで急に年をとってしまったかのような身体を何とか動かしながら、支払いを済ませ、家へ帰り、すぐ横になりました。
すごく辛いという感じではないのですが、何というか船酔いしているような、ふわふわした感じで妙な気分でした。
これが25日間続くのかと思うと、少しだけ気が重くなりました。
次回へ続く
日本乳癌学会が編集したものです。(2019年版)↓